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旧日本陸海軍個人装備ギャラリー しゅんぢ’ずウェブサイト

11. 記章類、軍帽、その他(陸軍、海軍): insignia and others

 

陸軍三式階級章(襟章):

皇紀2603年(昭和18年/西暦1943年)制定。

上等兵と軍曹、どちらも未使用の三式襟章である。
この織り出し式の襟章は長い帯状(写真)の赤色(緋色)の布に黄色、銀色の糸で星章や線を刺繍し、これを一つずつ切り取ってカーキ系の色の布製台座に縫い付け使用した(写真)。

写真の襟章は全くの未使用品。帯から切り取った状態で台座も付いていない。
このような状態の襟章はアメリカではよく見かける。戦利品として持ち込まれた未使用の帯状の襟章を切り売りしているようだ。
三式襟章の特徴といえる点は二等兵など星が1つの場合中央(九八式は中央に星1つ)ではなく左右どちらかに寄っている、また一等兵、軍曹など星が2つある階級も星が左右どちらかに寄っている事。以前の九八式だと2つの星がバランス良く並んでいる。

帯状の状態: 台座に縫い付けた状態:


軍属袖章:

庸人クラスの軍属が使用した。
台座の布に赤のフェルトのような布を星状に縫い付けてある。(使用例)

庸人は判任官以上の文武官の下で、事務補助もしくは単純労務に従事する公務員の呼び名。

使用例:


勲八等瑞宝章:

西暦1888年(明治21年)に制定された。 瑞宝章は国に功績のあった人に与えられた。 当初は官吏のみに授与されていたが後に民間にも授与されるようになった。 一等から八等まである。
黒いケースの上面に勲八等瑞寶章(瑞宝章)と金色で書かれている。(ケース) 書体が難しい。


八等の瑞宝章は本来銀色とのことだがこの勲章は銀メッキがはげているのかやや黄色がかっている。 地金の色だろうか。

裏には「勲功旌章」と掘り込まれている。

ケースの中には略綬も入っている。


陸軍軍刀のつば:

九四式か九八式どちらかの軍刀のつばとその構成部品であるせっぱ(切羽・切刃)。本来付いている金メッキはほとんど剥げ落ちて真鍮の地肌が出ている。

この鍔(つば)は母方の実家にあったもの。戦後刀身は供出してつばだけが残ったものと思う。

せっぱ(切羽・切刃)は刀のつばの表裏、柄とさやとに当る部分に添える板金。


海軍、兵用軍帽(水兵帽)):

兵用軍帽、いわゆる水兵帽は、夏季用、冬季用とあり、写真のものは冬季用で、黒いフェルト地(あるいはウールか)で作られている。冬季用の物は薄手で色は白い。

いずれの国の海軍もほとんど同じような水兵帽、それにセーラー服を採用している。
ディズニー漫画のドナルドダックが常にかぶっている事からアメリカでの俗称は「ドナルドダック・キャップ」である。

帽子の周りには黒い帯(リボン)が付いていて、黄色の刺繍で「大日本帝国海軍」と右から書かれている。これは昭和17年(1942年)から防諜上の理由で採用されたが、その前は艦名、又は艦隊名が入っていた。仕上げも以前のものは金箔押しであった。
他には海兵団名(佐世保、横須賀など)が入ったものもある。これは特定の艦に所属しない陸上勤務者用だろう。

写真の軍帽は昭和19年(1944年)に横須賀軍需部から支給されたもの。かなり使い込んだようで、後ろに繕いの跡もある。
戦利品としてアメリカに持ち込まれたものとは思うが、戦死者から盗ったものか(合掌)、捕虜から接収したものか、戦後日本で入手されたものか、本当のところは分からない。名札には使用者の名がはっきりと書き込まれている。

アメリカ海軍も他国同様黒地の水兵帽を採用していた時期も合ったが太平洋戦時、それ以降は白い生地の簡単な帽子になり現在も使われている。明るい青色のシャツ、紺色のジーンズにこの白い水兵帽がアメリカ海軍水兵の通常勤務時の格好である。セーラー服も使用していたが、こちらは上陸時などに着用したようだ。

アメリカ海軍の水兵帽:


海軍階級章(袖章):

兵長の階級章。金属に七宝焼きのような物で色を付けた桜が付いている。兵科によって色が異なる。写真の黄色は一般の水兵科。 他に赤(看護科)、青(飛行科)、白(主計科)、緑(整備科)等がある。


海軍用ベルトバックル:

防暑衣(夏服、あるいは南方にて使用)のベルトバックルと思われる。水兵、下士官クラスの下級兵士が主に使用したものと思うが、防暑衣は兵、将校あまり違いはないので将校も同じバックルを使用した可能性はある。

ブリキの様な材質で作られていていかりのマークが刻印されている。

写真のバックルはグァム島で発掘されたもの。元々は銀色のメッキが施されている(写真)が長い年月がたってすっかりメッキが剥げている。

 

最終更新日:08/01/2007

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